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成人式に生理が重なった!着物を汚さないための対策や注意点とは

公開日:2022/10/15  最終更新日:2022/10/21

成人式の日に生理が重なりそうなときは不安になってしまうものです。長い時間着ることになる振袖を汚さないか、トイレではどのようにしたらよいのかなど心配なことも多いでしょう。一生に一度の晴れの日を楽しむために、事前にできる対策と準備をしっかりとして、成人式当日は安心して一日を過ごしましょう。

振袖を着る前にできる対策

生理のことを気にしすぎてしまうとせっかくの振袖も楽しめません。成人式当日までに自分でできる準備を充分にしておきましょう。

長時間用ナプキンを用意する

普段は通常のナプキンを使用している人も、振袖のときは長時間用ナプキンを使用すると漏れる心配も少なく安心です。長時間ナプキンでも心配な人はお尻全体をカバーできる紙おむつタイプのナプキンを用意しましょう。当日生理予定日ではない人も、鞄の中にナプキンを数枚入れておくといざというときに安心です。

サニタリーショーツを使用する

サニタリーショーツはクロッチから広い範囲で防水布が使われているので安心です。ダブルクロッチタイプを選べばナプキンの羽が隠れるので、着付けの際に見えてしまうこともありません。深履きのタイプは帯に挟まれてしまい、トイレでショーツをおろすのが難しくなるので、浅履きのものを使用するとよいでしょう。薄手のサニタリー用ペチコートも併用すれば防水布が太もも部分までカバーしてくれます。

ハンカチ、クリップを鞄に入れる

サニタリー用品と合わせて用意したいのが、大き目のハンカチ数枚と袖を留めるクリップです。ハンカチはこのあと紹介するシミ抜きの際に使えるほか、ゆるんでしまった帯と振袖の間に挟んで気崩れを直すときにも活躍します。大判で綺麗なものを数枚用意しておくと便利です。

クリップは着物専用のものもありますが、洗濯ばさみや大き目のヘアクリップでも代用できます。トイレで長い袖をまとめておけば、床や下着について汚れてしまう心配がありません。金属製のものや挟む面がぎざぎざしているものなどは振袖の生地を傷めてしまうため、挟む力が強すぎず柔らかい素材のものを選びましょう。

振袖でも安心して過ごすためのコツ

生理の周期がずれて、準備ができないまま成人式当日に生理がきてしまうという可能性も充分にあります。次のコツを覚えておき、慌てずに過ごしましょう。

着付けのときに相談する

可能であれば着付けのときに着付け師さんに一言生理中であることを伝えておきましょう。帯の締め具合を調整してくれたり、トイレに何度か行っても着崩れないよう配慮して着付けをしてくれます。お腹が痛い、頭痛がするなどの生理中の症状があれば合わせて相談しましょう。

応急処置の仕方を覚えておく

万が一振袖が汚れてしまった場合に備えて応急処置としてシミ抜きの方法を覚えておきましょう。まずハンカチを用意し、何回か折りたたんで厚みを出してからシミ部分の裏側にあてます。もう一枚のハンカチを冷たい水で濡らして固く絞り、シミの上から優しくたたいて裏側のハンカチに移します。強くこすると汚れが広がり振袖の生地も傷めてしまうので注意しましょう。

また振袖の装飾によっては水に濡らさないほうがよいものもあります。刺繍や金箔部分は変色の可能性があるので、不安な場合は何もせず、帰宅後になるべく早く着物専用のクリーニングに出しましょう

振袖でトイレに行くときの注意点

着慣れない振袖姿だとトイレに行くのも普段より大変です。長い袖や重なりの多い裾はトイレで汚れやすいので、綺麗な着姿を保つために次の注意点を押さえておきましょう。

時間に余裕をもつ

成人式の会場ではトイレの個室の数が限られているので、開始前や休憩時間には長い列になることも少なくありません。トイレには時間に余裕をもっていきましょう。重い振袖やボリュームのある帯結びをしていると動きづらく、慌ててしまうと袖や裾を汚してしまうだけでなく気崩れの原因にもなります。

トイレの手順

トイレでは袖を帯の上でクリップでまとめてから裾をもち、腰までめくりあげます。スカートのように少しずつたくしあげるとしわが寄ってしまうので一気にめくりましょう。めくった裾を両脇に挟み、帯があたらないように前かがみになり、浅めに腰掛けます。トイレが終わったら便器から離れた位置で裾と袖をもとに戻し、整えます。

成人式と生理が重なったときのポイント

生理中は気持ちが落ち込みやすかったり体調が不安定になりがちです。成人式だからと無理をせず、体調を第一に過ごしましょう。

体を冷やさない

成人式は毎年一番寒い時期に行われます。生理中はとくに体を冷やさないように、あたたかいショールやインナーを使用するとよいでしょう。インナーを使用する場合は衿元から見えないように、胸元が開いたものを選びましょう。裏地がフリースやネル素材で作られている足袋は足元の防寒に最適です。

行けるときにトイレへ

成人式当日は朝早くから着付けやヘアセットが始まります。着付けから式典まで長い時間トイレに行けなかったということを避けるためにも、なるべくこまめに、行けるときにトイレへ行きましょう。トイレから出るときは着崩れている部分がないか確認しておくと安心です。衿元が乱れていたりおはしょりにしわが寄っていると振袖の着姿全体がだらしなく見えてしまうので、できる範囲で簡単に整えておきましょう。

まとめ

成人式に生理が重なると不安なこともありますが、振袖が着られなくなることはありません。女性にとって生理は切り離せないもの。生理期間とかぶってしまったときに大切なポイントは事前に必要なものをそろえておくこと、そして当日なるべく振袖を汚さないように行動することです。体調を整えて、成人式を無理せず楽しみましょう。

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